
PDF図面から必要換気量、機種、台数、配置候補を自動算出。熟練者に依存していた提案業務を標準化しました。
工場や物流倉庫などの大空間では、換気設備の選定や配置によって、空気の流れや作業環境が大きく変わります。しかし、最適な配置を決めるには、建物の広さや天井高だけでなく、柱や壁などの障害物、設置できない場所、既設設備の位置まで確認しなければなりません。 従来は、こうした条件を熟練者がPDF図面から読み取り、必要換気量の計算、機種や台数の選定、配置案の作成を一件ずつ行っていました。そのため提案までに時間がかかり、支社から本部へ検討を依頼する業務フローも常態化。案件が集中すると、本部の担当者がボトルネックになり、顧客への提案が遅れる原因になっていました。 そこで、専門担当者の判断を仕組みとして再現し、各拠点で一定品質の配置案を短時間で作成できるシステムの開発に取り組みました。
PDF図面を読み込み、換気の対象範囲、障害物、設置不可エリア、既設ファンなどを画面上で指定できるようにしました。専門的なCAD操作を前提とせず、提案担当者が扱いやすい操作性を重視しています。
対象エリアの条件をもとに、必要な換気量と既設設備では不足する風量を自動算出。担当者が複数の計算を手作業で行わなくても、配置検討の前提を揃えられるようにしました。
換気ファンとエアー搬送ファンの仕様を参照し、必要な機種と台数を選定。障害物や設置不可エリアを避けながら、図面上に配置候補を生成します。
生成した配置結果をPDF図面上へ可視化し、複数案を比較できるようにしました。担当者はゼロから配置を考えるのではなく、システムが作成した案を確認・調整する形で提案を完成できます。
必要換気量の計算、機種選定、配置案作成を一連で自動化。熟練者が図面を見ながら進めていた作業時間を大幅に短縮しました。
本部の専門担当者へ毎回依頼する必要がなくなり、支社の担当者でも一定水準の提案を作成できるようになりました。本部は難易度の高い案件や最終確認に集中できます。
共通の計算条件と配置ロジックを使うことで、担当者による提案のばらつきを抑制。短時間で複数案を提示できるため、顧客の要望に応じた比較提案もしやすくなりました。
図面上の指定情報をもとに必要換気量と不足風量を計算し、条件に合うファンの機種と台数を選定します。さらに、障害物や設置不可エリア、既設設備との位置関係を考慮しながら、配置候補を自動生成します。
3カ月
図面形式、対象設備、配置条件、既存システムとの連携範囲により異なります。
350万円
対象機能、図面解析方法、機種マスタの整備範囲などを確認したうえで個別に算出します。